Single of Normal.
千 宗屋 茶味 in ニューヨーク。 Charming New York

コルビーカレッジでのデモンストレーション、Hell’s Palaceでのパーティ

2009年4月25日 (土)


↑コルビーカレッジの中央にあるメインホール。

23日から24日にかけてはメイン州にあるコルビーカレッジという大学で

デモンストレーションを行った。京都在住の旧知の華道家樹田秋義さん

の計らいで、同氏の友人の教授の招へいにより私と樹田さん、そして

琵琶奏者の平岡陽子さんの3名が”Three Japanese Master”という

イヴェントに参加したのだ。

ボストンよりさらに北、こんな機会でもない限りまず行くことのないメイン州

ポートランドは、大学にたどり着くまで延々、森の中の高速をひた走る。

到着したキャンパスはところどころに歴史を感じさせる建物が点在し、

学生が気持ちよさそうに闊歩していた。

 ここのアートギャラリーには、卒業生でもあるアレクサンドラ・カッツの

作品が多数展示されている。明るい彩色を使いながら独特の

影を含んだ彼の作品を、まとめて楽しむことができた。


↑学内ギャラリーのアレクサンドラ・カッツのための展示室。

デモンストレーションは学内の劇場で24日の3時から。

茶の湯の歴史と現在を簡便に説明し、学長さんと

日系人学生が舞台に上がって、薄茶一碗を楽しまれ、

質疑応答となった。器に関心のある方だろうか、禅宗などで使う

入れ子状のお椀「応量器」と茶碗の関係をめぐった

質問などが寄せられ、驚いた。


↑コルビーカレッジ。ホールでの薄茶デモンストレーション。

あくる25日夜は、こちらでの知り合いKYさんのおうちでの

ホームパーティ。お住まいの場所がHell’s Kitchin である

ところから、”Party at Hell’s Palace”と洒落ておられる。

この日のサプライズイヴェントとして、縁あって私のお茶の

お弟子さんともなってくれたクラシックギタリスト・村治奏一君が

演奏するというので、その時間を目指してHell’s Palaceへ。


↑村治奏一君の演奏。

 演奏は8時半から。KYさんのお宅に伺うとすでに60名近い

人がマンションの一室にひしめいて大混雑。交流の広い

KYさんのお知り合いには料理関係の方も多く、

食べ物が途切れることはなかった(笑)。やがてKYさんの掛け声が

あって会場は静まり返り、奏一君の演奏が始まった。

映画『ディアハンター』の曲として有名なカヴァティーナをはじめ、

4曲も演奏してくれたが、どの曲も奏一君らしく、訥々としたなかに

熱いものが垣間見え、音に聴き惚れているうちあっという間に

時間が過ぎた。もっと聴いていたかった。他の弦楽器に比べ、音の

聴こえがより繊細なギターは、ホールなどでの演奏より、やはりこういう

サロンのような場所で聞いてこそふさわしい。まして、気の合う人たちと

心をひとつに素晴らしい演奏に固唾をのんで耳を傾けることができる。

KYさんのおかげで、贅沢な一夜を過ごすことができた。その後も入れ替わり

立ち替わりお客様は続き、パーティもご馳走も深更に及んだ。

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