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セキユリヲの『北欧の「手仕事」を学ぶ』


春の足音

2010年4月13日 (火)

エーランド島にも、やっと春の気配がしてきました。雪解けしたばかりの土から小さな黄色いお花がつぼみを開きましたよ。

さてさて、一番近くの街らしい街、カルマルの運河沿いで、素敵な建物を発見。いったい何でしょう?

実はここ、文化遺産にも登録されている「トラスマッタ(10/26のブログ参照)専用の洗濯小屋」なんです。冬の間に汚れてしまったマットを持ってきて、丸い穴から水に浸けてごしごし洗うというしくみ。もう少し暖かくなると、家からマットを持ってきて、自由に洗っていい場所なんですって。今ではかなり貴重な存在ですが、昔はどこにでもあり、近所の人たちのコミュニティの場にもなっていたそうです。

学校では、個人的な制作物として、ウールのカーペットのテスト織りを進めています。本番の大きなものを織る前に、糸の相性を考えたり、織りの組織が合っているかどうかを試すために、幅20cmくらいのものをつくります。織りの組織とは、タテ糸とヨコ糸の上下の交錯のことで、この交錯(組織)の形でいろいろな風合いの織物ができます。

ウールはやわらかいので、織るときにクシのような板で強くたたけばしっかりと丈夫に、やさしくたたけばふわりと仕上がりますが、その案配も厳密にチェックしているところです。

それから、ありがたいことに、近所の手紡ぎ作家の方からゴットランド島の羊の毛を学校に譲っていただきました。とても毛の長い上質なつやつやしたウールです。みんなで洗って、ドライルームに干しているところ。寒いお国柄のせいでしょう、ウールが一番親しみ深い素材なんですね。このあと紡いで、なにか織ろうと考えています。楽しみ!

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