時間をかけてゆっくりとつくること
2010年3月16日 (火)
織りにもだいぶ慣れてきて、模様織りを追求している今日このごろ。今、個人的な作品として織っているのがこんなカーペットです。自分で組織図を書いて織り機のペダルなどをセットするのは、難しいけどとてもやりがいがあるのです。そして、ヨコ糸をめぐらせるたびに模様があらわれてくるのを見るのが、なんともいえずうれしい。
さて、今週から夏のスクールエキシビジョンで販売するための「トレイ」をつくるプロジェクトの一環で、プリントの授業がはじまりました。はじめに丸いトレイのかたちに合わせて、デザイン画を描きます。わたしたちの住むvickleby村の木々が図案のモチーフになっています。
今回は初めて「リノカットプリント」にトライしました。床材などに使われるリノリウムを彫刻刀で彫って、版をつくります。思ったより堅い素材で、最後は指にマメができるくらいでした。ちなみに、この材料は日本でも画材屋さんなどで手に入るので、興味のある方はぜひトライしてみてください。
インクをしみこませたスポンジを版にたたきつけて、スタンプと同じように押すだけ、というかなり原始的なプリント方法で、シルクスクリーンが開発される前のヨーロッパではかなり盛んに使われていたそうです。
かつて、ウィリアム・モリスのテキスタイルはこの手法でつくられていたそうですが、今ではほとんど廃れてしまっているとか。ちなみに、インドではこれとほぼ同じやり方で、今でもテキスタイルが生産されています。
リノカットプリントは、準備にもプリントにも時間はかかりますが、私にはすごくしっくりときました。木版画に似たようなハンドプリントの味わいが出るし、スクリーンプリントに比べたらインクも少量で済むし、版を洗うための水もほとんど使わないし。経済にも環境にもやさしいプリント方法なんじゃないかな。





































































































