Categories: CASA BRUTUS | セキユリヲの『北欧の「手仕事」を学ぶ』 - 2009.09.30
はじめての授業
テキスタイル学科の授業がはじまりました!
教室内。スウェーデンの伝統的な織り機が置いてあります。
先生の「〈好きなフォルムをあらわす言葉〉と〈好きな手触りをあらわす言葉〉のふたつをカードに書いて箱に入れてください」という言葉でスタート。全員が書いたカードをシャッフルして、生徒がひとりずつピックアップします。私が引いたカードには「cube」と「LEN(スウェーデン語で、桃肌みたいな質感のこと)」とありました。
次に「では、この言葉に合うものを、学校中から探して来て」と先生。私は小さな木片を拾ってきました。自分で見つけたモチーフをもとに、リネンの布に刺繍をしましょう、という課題です。
何になるのかわからないまま、刺繍スタート。
刺繍はあまり経験がないので、今回は日本で時々やっていた「刺し子」の技法で全面に絵を描いていくようにステッチしました。スウェーデンの生徒たちは小さな頃から刺繍に親しんでいるようで、見たこともないようなテクニックを持っている人ばかり。
数日後、できあがった布を袋状に縫い、エーランドの海岸で採った砂を入れると……。
右がエーランド島の砂。漏斗で袋に砂を入れます。
ずっしりとした「重し」ができました。これ、織り物の縦糸を準備するときに糸が絡まるのを防ぐために使うれっきとした道具なんです。手はじめに、自分で使う道具を自分でつくる、というのがここの学校らしいところですね。風が強い島なので、書類などの上に置いておけば、窓を開けても大丈夫。今は針刺しとして愛用中です。
自分のつくったものが机にあると、なんとなく落ち着く。みなさんもどうぞおためしあれ。
リネンシードなどを入れれば、ホットピローになります。



