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Categories: CASA BRUTUS | セキユリヲの『北欧の「手仕事」を学ぶ』 - 2009.10.26

一家に一枚、トラス・マッタ

スウェーデンの家庭には必ずといっていいくらいある、トラス(ぼろきれの)・マッタ(マット)を、この1ヶ月くらいかけてつくりました。日本では「裂き織り」とも呼ばれ、いらなくなったシーツや服などをリユースし、細長く裂いて織る、丈夫な生地です。


裂いてぐるぐる巻きにした布を、よこ糸として使います

ぼろきれを持っていない私たちは、薄手のコットンの布を染めて使いました。染色は、思った通りの色に仕上げるのがなかなか難しい。特に深みのある渋めの色を出すのに、テストを繰り返しました。


小さな洗面器で、染色テストをします

なにせ織りはほとんどはじめてなもので、たて糸を織り機にセットするだけで一大事。失敗を重ねつつ、準備にものすごい時間がかかりました。ここでやっと織り始めです。


ううう、まだまだおぼつかない手つき……。

織る作業はとても楽しい。同系のピンクでも、濃淡を組み合わせたり、濃い紫と淡いベージュを組み合わせたりと、違う色の裂き布を使うと、色がミックスされて面白い表情になります。

そして、できあがった全員のトラス・マッタを、校内で発表しました。

アースカラーでつくる人、部分的に裂き布を結んで立体感を出す人など、同じストライプのマットでも個性が表れます。センターから左右対称になるように構成した私の作品は「デザイン的にはトラディショナル・スウェーディッシュ、でも色使いがなんだかモダン」なんだそうですよ。
はじめての大作! 家で使うのが楽しみです。