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Categories: CASA BRUTUS | セキユリヲの『北欧の「手仕事」を学ぶ』 - 2009.11.26

クロッキー週間

冬、晴れた日の朝は、空一面がピンク色に染まります。
この写真は7時半くらいのもの。このところずっと天気が悪くてグレーの景色ばかりだったので、心から感動。

さて、先週は、月曜から金曜までアトリエで毎日クロッキーの授業でした。ゲスト教授は画家のヴェイッコ先生。モデルを見ながら、[1分×20回]→休憩→[5分×4回]→休憩→[10分×2回]など、20分を1ローテーションとして進めていきます。

↑天井が三角のアトリエは、抜けがあって居心地がいい

日本の美大に通ってはいたものの、今までほとんどクロッキーってしたことがなかったんです。抽象的なイラストは好きだけど、リアルな人物の絵を描くのは苦手、という意識がありました。実際、初日の午前中は、ほとんどかたちにならなかったし。みんなが自由な表現で描いているのを見て、なんだ、これでいいのか、と思えてはじめてリラックスして描けるようになってきました。。

↑6Bの鉛筆で描いたもの

鉛筆以外にも、インク、パステル、木炭など、画材を気分次第で変えて行きます。2日目は、版画用のインキを古雑誌の表紙にローラーで塗って、カーボン紙のように転写する「モノタイプ」という技法を教えてもらいました。線ににじみやかすれが出て、版画的な表現になります。

↑いらなくなった雑誌を再利用して、画材に

↑画面の余白のインク汚れも、なかなかいい味わいです

鉛筆で描いていたものから、最終的にはオイルパステルを使ってこんな(↓)線画になってきました。楽器を弾いているような感覚で、しゃっしゃっとリズミカルに、ためらいなく手が自然に動いていく感じです。

ああ、楽しい。前回のプリントの授業に引き続き、また脳内麻薬が放出されているような気が……。特に右から2番目の後ろ姿は「背中が何かを語っている」ように感じません? 1週間ずっとクロッキーができるなんて、なかなかない贅沢な時間を過ごせました。