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Categories: CASA BRUTUS | セキユリヲの『北欧の「手仕事」を学ぶ』 - 2010.07.15

卒業式・修了式

ついに、この日がやってきました!

カペラゴーデンの卒業式は、毎年近所の教会で行われます。1時間ちょっとくらいかけて、みんなで歌を歌ったり、卒業生と先生が壇上で涙のあいさつをしたり。静かで、心あたたまる、カペラらしい感動的な会でした。写真は、在校生がお別れの歌を合唱しているところ。

ちなみに私は、2年コースのうちの1年を終えたので、正確には「卒業」ではなく「1年修了」ということになります。もう1年は、また好きなときに来ていいよ、と言われています。

このあたりの古い教会は、こんな石造りの四角い建物が多いんです。窓のバランスが、顔みたいでユーモラスですね。

教会の庭には、近隣に住む人たちのお墓があり、いつも季節のお花が供えられています。こちらは、カペラゴーデンの創始者であるカール・マルムステンの墓碑。木工家具デザイナーのこだわりで、お墓まで木でできているんですよ。

テキスタイル主任のベーリット先生は、この地方の伝統的な民族衣装を着て登場。なんと、彼女が19歳で学校を卒業するときに、織り手であるお母さまがすべて手仕事でつくってくれたものだそう。上は白いリネンのブラウスにベスト、下はリネンのスカートとストライプのエプロンの組み合わせ。肩からショールを羽織ってベストの下からちらりと刺繍をのぞかせるのもポイントです。赤いストッキングに黒い革靴、というのも決まりごと。本来は帽子をかぶらなきゃいけないんだけどね、と言っていました。

後日、近所に住むスティーナさんに、私が民族衣装に興味があることを話したら、彼女も着て来てくれました。こちらもこの地方(スモーランド)独特の衣装で、はっきりとした赤や青いウールの生地に、植物模様の刺繍がほどこしてあります。胸にシルバーのアクセサリーをつけているのは、南の豊かな人たちの象徴でもあるそうです。地域によって、色や素材やデザインが少しずつ違いますが、結婚式や、夏至のお祭りのときなど、1年に何回かはこれを着て出かけるんですって。なんて素敵。

そして私は、日々引っ越しの準備中…。エーランド島を出てから、ちょっと北を旅して帰国します。次回は旅先からのお便りを。

それにしても、さよならエーランド! ありがとう! きっとまた来るね。