ku:nel - クウネル | 季節の道しるべ

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1月20日発売号から新連載として始まった「季節の道しるべ」。誌面ではおもに二十四節気など季節の節目の折々を紹介していますが、ウェブサイトでは、毎日の情報をお伝えします。クウネルの発売期間である2ヶ月間、今日がどんな日なのか、お天気のこと、旬の味など確認して、暮らしの道しるべにしてください。

※当コーナーの文章については、一般財団法人 日本気象協会からの提供を受けたものであり、著作権者に無断で使用したり、転載、複製することはできません
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1月20日~3月18日

春のきざしは光から。 一歩一歩、坂を上って。
年間の最低気温を記録する地点が多い、もっとも寒さ厳しい1月下旬。しかし、こうした中でも、季節は動いています。梅の花がほころび、如月2月の立春を過ぎると、日の光に少しずつ力強さがあらわれ、気温の春の前に光の春が到来。ときには淡雪に見舞われつつも、月末にはやわらかな春一番が頬を撫で、弥生3月、桃の節句が終わった頃から、桜の開花が話題に。震災を経て立ち上がる人と町にも、春は、確実に近づいています。

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1月20日〔星降る夜の寒さ〕

1年でもっとも寒冷な時期。とくに、星がきれいな夜は冷え込みが厳しくなります。雲がなく空気が澄んだ夜は、上空に邪魔なものがないため、地面付近の熱が空高くどんどん逃げていくからです。

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1月21日大寒[心も身体も温かく]

今日は大寒。冬至以来、少しずつ日脚が伸びてはいるものの、今が寒さの底です。立春まであと約2週間。温かい食べ物と人の情けがお腹と心にじんわりと沁みるものです。今夜は得意のレシピで鍋奉行をして、家族や友人を癒してあげては?

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1月22日[寒餅]

お正月に食べ飽きた、と言う人もいるかもしれませんが、寒中に搗(つ)いた餅はかびないといいます。真冬の低温と乾燥がもたらす、ありがたい効用のひとつ。

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1月23日[霜夜]

よく晴れた日の夜、地表付近から熱が逃げていく現象は「放射冷却」と呼ばれます。これが起こると、地上は霜が降りるほどの寒気に包まれるのです。〈ほんのりと茶の花くもる霜夜哉〉正岡子規

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1月24日〔短日(たんじつ)〕

冬の日の日中は短く、すぐに夕暮れて暗くなります。今頃はだいたい昼間が10時間、夜が14時間。肌身にしみる寒さや冬枯れの風景が、日の短さをいっそう印象づけます。

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1月25日〔日本最寒の日〕

明治35 (1902)年の今日、北海道・旭川にある上川測候所で観測した最低気温氷点下41.0度。これが現在、日本の最低気温の極値です。当時の天気図の概況文には、〈温度ハ今朝甚シク北海道中部二下降シ(中略)我国創業以来ノ最低度ナリ〉と記されています。

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1月26日[文化財防火デー]

文化財防火デーは、昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物である奈良県斑鳩町の法隆寺金堂が火事で燃え、壁画が焼損したことを契機に制定されました。貴重な文化財を火の粉に曝さないよう、家庭と同じく、普段から火の用心に気を配りたいものです。

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1月27日〔雪の日の事件・鎌倉編〕

〈世の中はつねにもがもな渚こぐあまの小舟の綱手かなしも〉。建保7(1219)年1月27日の鎌倉は、午後から雪。源頼朝の次男・実朝(さねとも)は、右大臣任官の拝賀に訪れた鶴岡八幡宮で、兄の子・公暁(くぎょう)に討たれました。実朝はすぐれた歌人でもあり、冒頭の小倉百人一首収録の歌などを遺しています。

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1月28日〔雪は重い〕

一昨年末、山陰地方に降った大雪で漁船が多数転覆しましたが、はらはらと舞う雪も、積もれば案外重いもの。昭和13(1938)年正月、新潟県十日町で映画館の屋根が抜け69人の死者が出ましたが、当時の積雪は2.8メートル。1平方メートル当たり0.6トンもの量でした。雪下ろしは早めに、かつ慎重に。

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1月29日〔昭和基地開設記念日〕

昨年、テレビドラマでも放映されましたが、日本の南極観測隊がオングル島への上陸に成功したのは昭和32(1957)年の今日。開設された昭和基地では、現在も観測が行われています。気象庁のウェブサイトでは、昭和基地の気象、紫外線データなどに加え、オーロラ、ペンギン等の写真も見られます。

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1月30日〔冬の茶室〕

炉の炭の火がカンカンに熾(おこ)り、上に乗せた釜からは静かにお湯の沸く音が。よく温まった茶室の壁面または床の間には、寒椿の一輪挿しが、文字通り花を添えています。日本ならではの冬の風情です。

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1月31日[12分の1]

今年の12分の1が、早くも本日で終わります。光陰矢の如しを実感するひととき。お正月に立てた今年の予定は、うまく進んでいるでしょうか。もしそうでなくても、明日からは新しい月。心機一転、まだまだ取り返せます。

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2月1日〔春近し〕

2月に入ると、北陸など日本海側の地方でも大雪の可能性がほとんどなくなり、徐々に晴れ間も出て、春到来への期待が高まります。季節が動いている、その息吹を実感できる月です。

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2月2日〔凍鶴(いてづる)〕

頬をキリで突くような厳しい寒さの中、身じろぎひとつせず凍てついたように佇む鶴の姿は、いじらしくも端麗清楚です。〈凍鶴のやをら片足下しけり〉高野素十

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2月3日[鬼は外、福は内]

今日は節分。立春の前日をいいますが、本来は各季節の変わり目を指す言葉です。鬼打ち豆と称する煎り豆を「鬼は外、福は内」と言いながら撒き、戸口に柊の枝や鰯の頭を刺して厄を払います。

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2月4日 立春〔東風(こち)吹かば〕

暦の上では今日から春。太陽の黄経に従って1年を区分した二十四節気は、さらに5日ごとに七十二候に刻まれますが、この日からの5日間は立春の初候「東風解凍」(はるかぜこおりをとく)。東風が厚い氷を融かし始める時期、という意味です。

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2月5日[春浅し]

春になった、といえどもまだ日は浅く、しばらくは唱歌『早春賦』のように、〈春は名のみの風の寒さや〉という毎日でしょう。ときおり寒さが緩んだとしても、急にぶり返すときもありますから、引き続き服装や風邪には注意。

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2月6日[沁みます、熱燗]

寒さが身にこたえる日の晩は、おいしい食事とお酒で温まりたいもの。とくに燗酒は、五臓六腑にしみ渡る感じがします。親しい友や愛する人と差し向かいで、また、時には一人酒もおつなものです。

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2月7日〔受験生と天候〕

大学入学試験の最盛期。思わぬ大雪で交通機関に障害が発生することもあります開始時刻に遅れないよう、周囲に受験生がいる人は天気予報に注意し、万一の際の迂回ルートも検討しておくと安心です。また、睡眠不足で名残の風邪を引かないように。ベストを尽くしてください。

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2月8日〔針供養〕

使い古した針に感謝を捧げ、供養する日。12月8日に行う地方もあります。軟らかい豆腐やこんにゃくに針を刺して、その労をねぎらいつつ、裁縫の腕のさらなる上達を祈願します。

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2月9日[ウグイス鳴けば]

立春の次候5日間は「黄鶯睍睆(おうこうけんかんす)」。ウグイスが山里で鳴き始める頃、という意味です。鳥たちも、近づく春を感じているのでしょう。また、農家ではそろそろ農作業の準備に取りかかります。

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2月10日〔梅の花いろいろ〕

紅梅、白梅、寒紅梅、家康梅に鹿児島紅。京都御所でひときわ目を惹く黒木の梅、主である菅原道真を追って都から飛んできたといわれる大宰府天満宮の飛梅(とびうめ)も。日本の風土になじみ、生活にとけこんだ花は、これからが盛りです。

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2月11日[天気占い]

埼玉県秩父郡小鹿野町の諏訪神社では、毎年この日、その年の天候や農作の具合を矢を射て占う神事「伊豆沢の天気占い」が催されます。的の大きさは直径約2メートル、弓は桃の木で矢は篠竹。白に当った月は晴れ。黒に当った月は雨または曇り。矢が外れた月は大風にみまわれるといわれています。

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2月12日[あ、春]

勤め帰りの時間に明るさが残る様子。陽だまりに開くオオイヌノフグリの瑠璃色の花。天気の周期変化、花粉防止のマスク姿、冬のコート姿が見られなくなったとき、などなど。ふとした瞬間に春を感じますが、さて、あなたの場合は?

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2月13日[如月]

陰暦2月の異称。季語の分類としては仲春にあたりますが、実際はまだ寒さが残っていて、着物を重ねて着る意味の「着更衣(きさらぎ)」から派生したという説にもうなずけます。

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2月14日〔魚上氷(うおこおりをはいずる)〕

立春の末候。大気の気温が上昇するにつれて水中の魚類が動きを活発にし、水面へ上る様子をいいます。魚の動作を季節的に見てとろうとした言葉です。

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2月15日[横手の雪まつり]

秋田県横手市で行われる、小正月の伝統行事。毎年2月15、16日に雪室に水神様を祀り、夏に降雨の少ない地に「お清水(しず)の神さん」の恵みによる五穀豊穣がもたらされ、町が繁栄するよう祈ります。祭りの期間中は、大きなかまくらが市内一円に多数出現。子どもたちが観光客に甘酒やお餅をふるまいます。

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2月16日〔天気図作成第1号〕

東京で近代気象観測と地震観測が行われるようになったのは明治8(1878)年6月1日から。そして、日本で初めて天気図が作成されたのは明治16(1883)年の今日です。ただし現物は残っておらず、印刷天気図として正式に残るのは、同年3月1日以降のもの。

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2月17日〔雪の日の歩き方〕

雪に慣れない都会では、雪の日の転倒事故が意外に多いもの。心配な人は、靴底に滑り止めのある長靴やスノーブーツを履き、滑りやすい道は歩幅を狭くしてゆっくりと歩きましょう。ポケットに両手を入れたまま歩くと身体のバランスが取りづらく、とっさの場合に手を使うことができないため、たいへん危険。また手袋は、転倒した際も手を保護してくれます。

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2月18日[蝋梅]

その花が梅の蝋細工に似ていることから名づけられたという「蝋梅」。寒の内から寒明けの頃、他の花よりいち早く黄色い花を咲かせます。〈蝋梅や雪打ち透かす枝のたけ〉は芥川龍之介の作。

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2月19日 雨水〔土、しっとりと〕

雪が雨に変わり、氷も融けて水となる頃。初候5日間は「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)で、雨が降って土が湿り気を含む時期とされます

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2月20日[日脚伸ぶ]

この季語にもある通り、少しずつですが昼間の時間は着実に長くなっています。東京の昼間の時間の平均値は、冬至では9時間45分だったものが11時間4分に。本格的な春の訪れは、まもなくです。

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2月21日〔フクジュソウ〕

漢字では「福寿草」。雪の下から伸びて花開くため「福付草」の異名もあります。キンポウゲ科の多年草で、縁起物として正月飾りにも使われますが、自生のものは今が盛り。光沢のある黄金色の花を開かせます。花言葉は「永久の幸福」「思い出」。

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2月22日〔強い余寒にご用心〕

〈鎌倉を驚かしたる余寒あり〉高浜虚子 2月も下旬ですが、いったん退いた北の寒気が再び南下し、強い余寒を感じる日もあります。一直線に陽春に向かうわけではない、というのが春という気候のひとつの特徴。体調を崩さないよう注意を。

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2月23日〔雪の日の事件・昭和編〕

昭和11(1936)年2月26日に東京で発生した陸軍の青年将校らによるクーデター、2・26事件。この時の気象を調べてみると、3日前の23日に史上3番目となる積雪36センチの大雪が降り、いったん天気が回復したものの26日朝から再び断続的に降り始め、同日18時の積雪は22センチに達したとあります。この年の2月は30センチ超の大雪が4回も降る、寒い寒い月だったようです。

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2月24日〔霞か雲か〕

今日からの5日間は雨水の次候「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」。霞は気象用語ではありませんが、空気中に小さな塵や煙の粒などがたくさん浮かび白っぽく見えることを、まとめてこう呼んでいるようです。春になって気温が上がって湿度も高くなり、視程(見通し)が冬より悪くなってきたことと関係があります。

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2月25日[春一番]

春一番とは、立春から春分までの間に、広い範囲で初めて吹く南よりの暖かく(やや)強い風で、風速8メートル以上、それにともなって気温が上昇すること。関東地方では、去年と一昨年はともに2月25日に吹きました。ときに強風、突風、竜巻、なだれ等の激しい大気現象を伴い、電車の横転、漁船の遭難など大きな気象災害を引き起こす可能性を秘めているため、油断のならない現象です。

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2月26日[春めく]

天地風物ことごとくが、いかにも春らしい感じになること。公園で見かける木の芽はふくらみ、街の花屋の店頭には花の種類が増えてきます。千葉県・房総半島南部の花卉園芸農家には、この時期、ポピーやキンセンカ、ナノハナなどがたくさん咲いています。〈春めきてものの果てなる空の色〉飯田蛇笏

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2月27日〔淡雪(あわゆき)〕

「泡雪」「沫雪」とも。関東など太平洋側で春先、暖かくなってから降る雪で、すぐに消えてしまうはかないものを指します。名曲「なごり雪」に登場するのは、きっとこんな雪。

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2月28日[花待ち気分]

商売にはよくないとされる「二八月(にはちづき)」も、間もなく終わり。近年は不景気の上に増税論議もあり、あまりよい話は聞かれません。せめて来月、花見でもして少しでも経済の活性化を計り、明るい気分になりたいもの。そろそろ、民間の気象会社からの開花予想が出る頃です。

20120229

2月29日〔閏年(うるうどし)〕

この日が誕生日という人にとっては、4年に1度のお祭り。盛大に祝ってあげたいものです。また、閏年はオリンピック開催の年でもあり、今年はロンドンで。日本選手の活躍が楽しみです。

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3月1日〔春の火災予防運動〕

いよいよ弥生3月。1日から7日は、春季火災予防運動期間です。春は風の強い日が多く、また湿度も低く乾燥しているため一層の火の用心が必要。また、5日までは雨水の末候「草木萌動(そうもくめばえいずる)」。暖かい陽気や春の雨を受けて、植物が芽吹き始めます。

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3月2日[弥生のご挨拶]

別名には桜月、花見月、桃月(とうげつ)、嘉月(かげつ)など。時候の挨拶としては「早春の候」「寒さもだいぶ緩んで参りました」「空の色も和らいで春の間近いことを思わせます」「もう一雨くれば、桜もほころび始めることでしょう」などなど。

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3月3日〔耳の日〕

雛祭りのこの日は、実は「耳の日」でもあります。日本耳鼻咽喉科学会が昭和31(1956)年に制定した理由は、「みみ(33)」の語呂合せから。何となく、聞き耳を立てているような字面でもあります。

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3月4日〔スギ花粉の多い日は〕

西日本から東日本では、例年3月がピーク。そんな中でもより多く飛ぶのは、①晴れて暖かな日、②雨上がりの翌日、③空気が乾燥した風の強い日、です。マスクやめがねをかけ帽子をかぶり、帰宅時は、服や髪についた花粉を表でよく払ってから家の中に入るようにしましょう。

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3月5日 啓蟄〔出ておいで〕

七十二候では「蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)」。冬の間、地中で冬眠していた虫たちやカエル、トカゲ、ヘビなどが、寒さが緩むにつれて穴を出てその姿を現しはじめます。この頃に鳴る雷は「虫出しの雷」とも。

20120306

3月6日[春告鳥]

虫たちだけでなく、東京ではそろそろ「ホーホケキョ」の第一声が聞かれる頃。ウグイスは気象台の生物季節観測種目で、毎年初鳴の日を観測、記録して季節の遅速の目安としています。〈春の野に霞みたなびきうら悲しこの夕かげに鶯鳴くも〉大伴家持

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3月7日[消防記念日]

昭和23(1948)年3月7日の消防組織法の施行にちなみ、2周年を迎えた昭和25年に設定。地方自治の精神に基づき、消防関係職員および住民が力を合わせて市町村を災害から保護しようと誓いをあらたにする日です。心がけは常日頃、身の回りから。

20120308

3月8日[春の真ん中]

「初春」「仲春」「晩春」の3つに分ければ、仲春は春のまんなか。爛漫たる春の真っただなかということになるでしょうか。さまざまな花の開花を楽しめる季節の到来に、心は弾みます。

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3月9日[シダレヤナギの芽吹き]

関東以西の太平洋沿岸地方では、シダレヤナギの平均発芽日は3月上旬。東北では4月、北海道の中部以北は5月に入ってからです。街路樹のシダレヤナギが芽吹くと、晴れた日は黄緑色に霞む並木が出現し、春の気分がいよいよ高まります。

20120310

3月10日〔東京が燃えた日〕

今から67年前の昭和20(1945)年のこの日、米空軍のB29爆撃機がマーシャル諸島から飛び立ち、東京の下町一帯に焼夷弾を投下。城東方面で18万戸が消失し、37万世帯が被災。約10万人の死者が出ました。冬型の気圧配置による強い季節風が、直接的、間接的に大きな影響を及ぼしたのです。

20120311

3月11日〔東日本大震災から1年〕

東日本大震災から1年が過ぎました。日本の国土面積は全世界の陸地の400分の1に過ぎませんが、列島及びその周辺から吐き出される地震や火山噴火のエネルギーは、地球全体の10分の1にも達しています。犠牲者を悼み、復興への祈りを捧げつつ、地震防災対策を再確認しましょう。

20120312

3月12日〔3月の花〕

一昨日から、啓蟄の次候「桃始笑(ももはじめてさく)」に入りました。梅と桜の間に咲く桃は、日本の花暦では菜の花とともに、3月を代表する花とされています。

20120313

3月13日〔菜種梅雨〕

3月中頃から4月にかけては高気圧が北に偏り、南岸沿いに前線が停滞して、関東から西の地方ではしとしとと長雨が続きます。ちょうど菜の花の咲く頃なので「菜種梅雨」の呼び名が。戯曲『月形半平太』の有名な台詞〈春雨じゃ、濡れてまいろう〉の雨も、菜種梅雨だったのかもしれません。

20120314

3月14日〔桜はまだかいな①思い立ったが吉日〕

江戸端唄に〈梅は咲いたか 桜はまだかいな〉とあるとおり、次の楽しみは桜。早い年には、西日本の太平洋側からそろそろ開花の便りが聞かれる頃です。春の天気は猫の目のように変わりやすいもの。開花して天気のよい日があれば、思い立ったが吉日で、花見に出かけましょう。

20120315

3月15日〔桜はまだかいな②開花日の変化〕

地球温暖化や都市のヒートアイランド化現象等のせいか、桜の開花日は年々早まる傾向にあります。東京あたりでは、以前は4月初旬の入学式の頃に満開となることが多かったものですが、近年は3月中に満開を迎える年も。このまま温暖化が進むと、今世紀末には「桜=卒業式の花」が定着するかもしれません。

20120316

3月16日〔桜はまだかいな③せっかちな桜〕

東京の桜(ソメイヨシノ)が最も早く開花したのは平成14(2002)年3月16日。全国最早の記録は3月10日で、種子島(1955・1973年)と潮岬(1959年)、近年では2010年の高知があります。また、昨日から入る啓蟄の末候「菜虫化蝶(なむしちょうとなる)」は、青虫がモンシロチョウに羽化する時期のこと。

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3月17日[暑さ寒さも]

〈暑さ寒さも彼岸まで〉というように、どうやら余寒の日ともそろそろおさらばです。重いコートを脱いで軽装になって、ご先祖のお墓参りかたがた、芽吹いた野山へ出かけてみませんか?

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3月18日〔桜はまだかいな④桜は皆きょうだい〕

桜の代表品種であるソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラが交配してできた種。増やすには、他の種のサクラの木の上にソメイヨシノの枝を接ぎ木する方法が取られます。そのため、日本中のソメイヨシノの木は、同じ遺伝子を持つクローン状態。よって、同様の環境下では一斉に咲くことになるのです。