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キング・オブ・アスリート!十種競技・超期待の新星あらわる!

 what’s up about fitness読者の皆様、こんにちは。
 最近ウエイトトレーニングのMAXを更新してご機嫌な私ですが、今日はそんな私が大学時代にやっていた競技をご紹介したいと思います。

その競技は陸上競技の中の競技で十種競技という種目です。 ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、簡単にご説明します。

100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m 110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m 上記の10種目を2日間で行い、それぞれの種目を記録によって得点に換算し、その合計得点で順位が決定するという種目で、この優勝者は陸上競技で最も万能な選手として認められ、欧米ではこの優勝者はKING OF ATHLETES(アスリートの王様)と呼ばれ高い評価を受けております。

日本ではまだまだ人気種目とは言えないこの競技ですが、先日行われた陸上日本選手権で日本新記録を更新して優勝した日本期待の大型選手がいます。
それは身長196cmで体重92kgという日本人選手としては規格外のボディを持ち、日本人として初の8000点越えで、今夏に韓国の大邱で開催される陸上世界選手権への出場を決めた右代啓祐選手です。

左が右代選手。中央が筆者・武井です!

二年前に私が十種競技の強化チームのコーチを引き受けたことがきっかけでトレーニング指導をさせてもらったのですが、出会った頃は高い身長がさらにそう見せて、まだひ弱な印象のスリムな選手だったことを覚えていますが、ハードトレーニングで日一日進化して行くボディに、周囲の誰もが大きな期待を抱いておりました。大型のボディを持った彼の得意種目は投擲種目や走高跳といったそのサイズを活かした種目で、スプリントや走幅跳といった瞬発系の種目を苦手種目としていました。

私は現役当時、100mと400mで十種競技中の日本最高記録を保持し、瞬発系種目で大きなマージンを獲得して優位に試合を進める選手でした。右代選手の不得意種目と私の得意種目が重なったことも好影響でしたが、本来十種競技には走る種目が4種目、走ってから跳ぶ種目が3種目の計7種目があり、選手のスピード向上は競技力向上に大きく役立つものとなります。 そこで強化チームの強化方針を『スピード強化』と『ボディコントロール能力向上』に徹底したメニューに変換し、二年間のトレーニングを行いました。 徐々にトレーニング効果が身を結び、元々得意だった投擲種目も右代選手の創意工夫で更に進化を遂げ、今回の日本新記録樹立を大きく後押ししました。その投擲力は世界の選手と戦っても引けを取らないもので、もうワンランク上のスピードを手に入れれば世界の舞台でメダルを狙うことも可能なレベルにまで達しています。

この夏の世界選手権は右代選手に注目してください! 日本選手が世界に向かって立ち向かう姿は感動すること間違いなしです! 十種競技は2日間で行われ、順位が入れ替わり立ち替わり、選手の個性が入り乱れて激しい戦いを繰り広げるドラマチックな競技です。スーパースターの登場でその人気はきっとこの夏以降ブレイクし、来年のロンドン五輪につながります。
みなさんその人気を先取りで楽しんでくださいね!

※文中の「右代啓祐選手」のロングインタビューが、ターザン586号(8月11日発売)「Here Comes Tarzan!」にて掲載されます。ご期待ください!