マガジンワールド

第2回 岩岡 将宏さん (20) 大学生

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「Magazine for City boys」をスローガンとしてリニューアルをしたPOPEYE。このブログでは、かけだしライターの私、宮本が街のリアルシティボーイを取材。彼らのホームタウンを巡りながら、シティボーイとは何かを考える企画です。「シティボーイを探せ!」毎月更新!
 
なぜホームタウンか?渋谷や六本木の最先端のスポットを知っているからってシティボーイとは呼べないと思うんです。自分の住んでいる街の素敵なところを見いだし、自分なりに消化している。そんな人こそ、シティボーイだと思いませんか?というわけで、今回は大学に通いながら映画や本の勉強をしている岩岡将宏さんのホームタウン、神山町にお邪魔してきました。
 
将宏さんのホームタウン「神山町文化村通り」

中学生のころから、大学に入り一人暮らしを始めるまでこの街に住んでいた将宏さん。18歳のころから働いている本屋さんがあったりする付き合いの長い街。代々木公園と渋谷の間に位置し、最近おもしろいお店が増えてきた神山町の文化村通りを中心に巡ります。

「18歳のころから働く本屋さん『SPBS』にて」

 
18歳のころから働いている本屋さん『SPBS』。洗練されたセレクトと気軽に入れる雰囲気が人気のお店。「16歳のときから来ていたんですけど、そのときは年齢的に働けなかったんです。それでもこのお店の雰囲気とかスタッフの人が好きだったので18歳まで待って、改めて面接を受けて働かせてもらうことになりました」
上の写真は職場の仲間から「良い写真集が入った」と手渡された本をチェックしているところ。仕事を忘れ、本トークで盛り上がっています。

「自身が選書した棚の前で」

昔から本や映画が好きだったという将宏さん。現在は先輩から受け継いだノウハウを活かし、お店の一部の棚の選書を担当しているという。
「毎月、テーマを決めて仲間と選んでいるんです。今は落語の本がおすすめですね。談志さんのことは前から知っていたのですが、改めて関連の本を読むと凄さがわかります。リアルタイムであまり見れなかったのが悔しくなります」
 
「サービス精神旺盛!」

さらに、最近の一押しを聞いたところ‥
さすがシティボーイ!必読書ですね。笑顔が不自然なのは気のせい?
 
「人が多いときは裏道を使います」

この日は日射しが強かったので一本裏の道を使って移動します。
「完全に今日の服の色失敗しましたよね?(笑)」と笑う将宏さん。
たしかに!上下黒なので、すべての日光を吸収しています。ただ、涼しい表情を崩さないあたりはシティボーイ。
 
「昔から通っていた映画館にて」

文化村通りにある小さな映画館『アップリンク』。目立つ看板などがないので道に面したディスプレイが目印。建物内の廊下には無数のフライヤーが。ここに毎日のように通って映画の情報を集めていたという。

「見終わったチケットはノートに挟んで保管」

年に見る映画の本数は約200本。元祖シティボーイ植草甚一も驚くほどのシネマディクト。どの日にどの映画館に行けば、一番安く見れるかはだいたい頭に入っているという。
「高校のとき1年留学して、帰ってきたときに燃え尽き症候群みたいになっちゃったんです。そのときに、とりあえず映画でも見るかって見始めてたら本当に映画が好きになったんです」
現在は大学の友達と自主的に映画を製作しており、将来は映画に関わる仕事をしたいという将宏さん。それにはあるきっかけがあったという。
「モデルの仕事をしていたとき、スタイリストさんに『愛のむきだし』という映画をすすめられて見たんです。そのときの衝撃が忘れられなくて自分でも作ろうと。あとは、そのスタイリストさんをはじめ、現場にいる人たちの『良い作品を作る』っていう姿勢を見て自分でもなにかを作りたいって思ったんです」
 
「自主制作しているレビュー」

映画を見終わったあとは必ずA4二枚くらいにでレビューを書くという将宏さん。印象に残ったワンシーンや音楽の使い方などを細かく分析し、評論している。他にも映画に関する記事をスクラップしているので、このバインダーだけですごい情報量になっています。
 
「映画館に併設されている、行きつけのカフェ『Tabela』にて映画談義」

「日本の映画市場はアメリカとマーケットの規模が違うんです。日本人は年間平均1.5本くらいしいか映画を見ないのに対してアメリカは5.4本とかなんですって。そんな中でどっちで勝負したいかっていったらやっぱりアメリカなんですよ。あとは、それぞれの部署にプロフェッショナルがいるんです。例えば、日本は最初ADから入ってディレクターになっていくみたいな流れがあるけど、向こうはADはADのスペシャリストがいてそれで十分にメシが食っていける地位を得られる仕組みになってるんです。そういう点でもやっぱりアメリカの映画業界は魅力的ですね」

スケジュール
スケジュール

将宏さんの1週間の予定を書いてもらいました!なんだかよくわからないけど、忙しそうですね。これからなにをするのか気になるシティボーイ、岩岡 将宏さんでした!彼のホームページが開設されるとのことなのでこちらもチェック!

http://masahiroiwaoka.tumblr.com

取材・文・写真/宮本 賢