マガジンワールド

水分補給ドリンクをもっと有効活用するには?

 前回、前々回とクレアチン、BCAAと少々マニアックなサプリメントの話になりましたが、今回は誰でもお手軽に出来る体感方法をご紹介しましょう。
 それは水分補給です。

 今年の夏は記録的な猛暑であった事もあり、水分補給の重要性が一般の人の間でもかなり浸透したように思います。今では笑い話に近いかもしれませんが、私が子供の頃はまだ運動中にはあまり水を飲ませてもらえませんでした(父親とのキャッチボールの際にもガマンしていた記憶があります^_^;)。

 どうして昔は運動中の水分補給を禁止したのか?
水分を補給すると発汗量が増えて疲れが増すから?→これは私の父親が私に話していた説。
水を飲んでいる姿がさぼっている様に見えるから?
戦後の体育の先生は陸軍出身者が多く、陸軍では水は重いために行軍の際に最小限に留め、それが故に水分補給をしない教育をしていたため?
個人的には3つ目の陸軍教育説がルーツのような気がしています。

 理由はともあれ、今では水分補給は運動やトレーニングの際の大前提ともいえます。
今回のお手軽体感方法は、運動時の水分補給の際に、エネルギー入りのドリンクを利用するという方法です。車でいえばガソリンを注入しながら走るようなものですから、単なる水分補給と比較すれば随分と頑張れるはずです。但し、通常のドリンクはお腹に溜まりやすくなるため、ハイポトニック(低浸透圧)のドリンクを選ぶようにします。パワープロダクションシリーズの中で言えば、「CCDドリンク」がまさにこれに該当します。通常のスポーツドリンクを選ぶ場合は、カロリーオフやダイエットといった種類のものは選ばず、かつ水で少し薄めてやるといいでしょう。実はここまでは比較的浸透してきている飲み方です。

 今回は更にもう一歩進んだ飲み方をご紹介します。
それはドリンク(水分補給)の使い分けです。結論からいえば、前半はエネルギー系のドリンクで水分補給をして、後半はクエン酸系のドリンクに切り替えるようにするのです。

 エネルギーを入れて運動をすると、その副産物として乳酸なる物質が体内で作り出されてきます。乳酸自体は決して悪者ではないのですが、残念ながら筋肉内を酸性にしてしまうために運動のパフォーマンスは確実に落ちてきます。そこで主として乳酸が溜まりやすくなる運動の後半にかけては、乳酸の元となるエネルギーの補給を止めて、乳酸を取り除く方にシフトしてやるのです。

 乳酸が溜まる感覚は非常に強く、一般的にはこれを疲労感として受け止めます。従って、乳酸が溜まり始めた際にはエネルギー補給を続けるよりも、むしろ乳酸を取り除く方が体感度合いがグンっとアップするのです。
エアロビクス、マラソン、ジョギング、ウエイトトレーニング、テニス、水泳、ゴルフ、等々、ほとんどのジャンルで利用できる方法ですので、ぜひ一度お試ししてみてくださいm(__)m

 一昔前までは水分補給もNGだった時代から、今では水分補給のドリンクも使い分ける時代へ。
スポーツ科学も進化したものです。