マガジンワールド

おかげさまで20年

 2010年、気がつけばトレーナー生活20周年を迎えていました。同世代のほとんどの仲間や同業者が業界を離れてしまいましたが、私がこうしていられるのには大きく3つ理由があったように思います。

 まず「好きなことを仕事に選んだこと」。幼い頃から体を動かすことと、人のお世話をすることが好きだった私は大学卒業を前にして、友人の多くが銀行、証券などに就職する中、フィットネスクラブ以外の選択肢は考えられませんでした。彼らが新卒の夏に手にしたボーナスと一ケタ違った時には、ちょっとと言うかかなり悲しかったですけれども(笑)。

 もう一つは「良い人と出会い、その関係を大切してきたこと」。自ら選んだ業種とは言え、まだまだ人生に迷っていたときに、就職した大手フィットネスクラブPで教育担当されていたSさんにこの仕事の魅力を教えられ、自分の道を決めました。Pから転職したトレーナー専門職企業SのJ社長には、トップアスリートやチームへの指導機会を頂きました。また独立後、今のようにメディアでのお仕事が多くなったのは、当時のターザン副編集長Oさんと出会い、連載を持たせて頂いたことがきっかけです。

 最後は「こだわり」を持っていること。P在職時代、当時の業界ではトレーナーはマネージャー、支配人と昇進し、指導から離れてマネジメント、経営へと進むルートしかありませんでした。自分自身のトレーナーとしての能力に満足できなかった私は、指導者とゆう仕事をつきつめたいと思い、マネージャーの辞令を受けると共に退職しました。こだわり過ぎはかえってマイナスとは思いますが、適度に柔軟性を持ったこだわりは、持ち続けていたいと思います。

 人生で何が成功でそうでないのかは分かりませんが、好きなことをして生活の糧を得させて頂いているのはとてもありがたく、幸せなことです。